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    【FB掲載エッセイ・今週のブランニュー五行歌】「なりきり無頼派」への警告

    2014.12.25 Thursday

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      意固地な性格も
      湯を注いだら
      何とかなるはず
      不味い葛粉(くずこ)のままで
      死にたくはない

      作者のお名前は忘れましたが、私が五行歌を始めたぐらいの頃、とある先輩歌人さんのお歌で「いこじとろける」というフレーズと出会いました。作者さんが葛湯を飲んだ時の実感を、詩的に表している秀歌です。

      そっか、葛湯の効能ってこんな感じなんだ。

      今回はその歌を思い出して自分の終生論に着地させてみました。

      五十路への坂を歩いていくうちに偏屈や意固地の度合いが増してきているのを感じます。
      自分がそうだからというわけではありませんが、最近「武骨」と「偏屈」の違いがわからない高齢の男性が多いこと。今月前後にわたって、かつての男性銀幕スターがたて続けにお亡くなりになりましたが、その世代の男性は「あの彼のように男を貫くのだ」みたいな、いわゆる「なりきり無頼派」をしていた方が多いと、とある筋から伺っています。本当は奥方なしでは生きてゆけない人がほとんどなのにね(笑)

      でも、意地の言葉も使い方次第。
      固まっても悪くなっても意味はマイナス。
      どうせ使うなら、いい矢印への使い方をしたいものです。出来ることなら、ね(笑)